このプロジェクトについて

 日本語教員とはどのような仕事でしょうか。もちろん、日本語教員の業務の中心は、学習者に対して、日本語を教える、学習支援を行うことです。しかし、日本語学校や大学といった日本語教育機関に勤める日本語教員が担う業務は、教室で日本語の授業を行うことだけではありません。

 

 

 中川・平山・浦(2020)で行った調査でも垣間見えたように、日本語教員は、教える以外にも幅広い管理運営業務を行っています。カリキュラム作成、時間割・授業シフト作成に始まり、会議運営、学生対応、イベント開催、教員の労務管理といったものです。中には、地域連携、施設管理や広報、衛生管理に関わっている教員もいます。

 

 

 このように、幅広い、多様な管理運営業務を担当しているにも関わらず、日本語教員がそれについて系統立てて学ぶ場、機関を越えた情報共有や議論の場が準備されているとは言えません

 

 

 私たちは、このような現状に問題意識を感じ、日本語教員の管理運営業務について以下の①~③の活動をおこなっています。

 

①日本語教員の管理運営業務に関する調査

 

②日本語教員の管理運営業務に関するイベントの開催

 

③日本語教員の管理運営業務の改善につながるツールの開発